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砂漠の冒険 Lost in the Desert

砂漠の冒険

この映画を観たのは、小学校の映画鑑賞の時間でした。

喘息持ちの少年が、療養の為に田舎に行くことになるのですが、叔父さんの操縦するセスナ機による旅の途中、叔父さんが心臓マヒを起こし、飛行機が砂漠の中に墜落します。

叔父さんは亡くなり、残された8歳の少年が、小型犬と共にサバイバルの旅に出るのですが・・・。

圧倒されたのが、その砂漠のスケール、ハイエナ、ヘビ、サソリといった野生の生物の迫力は圧倒的なものでした。

当時の私は、白人=アメリカという認識しか無く、アメリカは恐ろしい国だ・・・なんて本気で思ったものでした。

行けども行けども砂漠で、途中、墜落した飛行機と白骨死体を見かけたり、とにかくそのスケールには圧倒されます。

ダチョウの卵を食べたり、毒蛇やサソリにやられたり・・・そして原住民のブッシュマンに助けられたものの、敵対的な態度を取って、相手を怒らせてしまったりしています。

最期は砂丘の中で気を失ったところを、愛犬の声を聞きつけた救助隊に救助されますが・・・何故かその結末を余り記憶していませんでした。

コレが南アフリカで製作されたことを知ったのは、随分と後になってからですが、同時にあの生態系を考えると、ナルホド・・・と思ったものです。この監督ジャミー・ユイスは、後に大ヒット映画「ブッシュマン」で世界的に知られる様になります。

そして、主人公の少年は、監督の息子であったということです。

当時私は小学2年生・・・映画というものを観て、本当に自分がその場に居る様な気分になったのは、コレが初めてだったと思います。そして、同時に大いなるトラウマも残してくれたことでした。

当時はコレも文部省推薦映画の一つで、多くの小学校で上映されたということです。現在だったら残酷だ・・・ということで、クレームの嵐になることは間違い無いでしょう。

その後、一度も観る事も無く、数年前、初めてこの映画の詳しい内容を知り、動画を検索して、実に30数年ぶりと対面となりました。当然ですが、観た当時私は小学2年生とあり、同世代の白人の少年は、ずっと大人っぽく見えたものでしたが、随分と印象が異なるものですね・・・。

私を含め、多くの人にとって、幻の映画となっている様です。

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