英国のロックミュージシャンで俳優のデビッド・ボウイ氏が亡くなったことが10日、分かった。公式ツイッターが伝えた。英国からの報道によると、がんだったという。8日に69歳の誕生日を迎えたばかりだった。
1年半闘病生活を続け、家族に見守られながら亡くなったという。
1947年、ロンドン生まれ。本名はデビッド・ロバート・ジョーンズ。64年にファーストシングルを発表もしばらく無名だったが、69年に「スペイス・ オディティ」が全英チャートでトップ10に入り、人気ミュージシャンとなった。その後も「レッツ・ダンス」などのヒット曲を発表した。
歌舞伎に興味を持つなど、日本との関係も深く、83年には大島渚監督の「戦場のメリークリスマス」に英国軍人役で出演。ビートたけしらと共演し、人気を 博した。独特の美学を追究する「グラムロック」の旗手として、後世のアーティストに多大な影響を与え、00年には、英国の音楽雑誌で「20世紀で最も影響 のあるアーティスト」に選ばれた。
03年に心臓疾患で一時活動を控えていたが、13年に新曲を発表。ロンドンの美術館では回顧展が開かれるなど、人気が再燃しそうな矢先だった。
また一人、伝説が逝きました。
私は天性と言える程、音楽センスの皆無な人間なので、音楽に関しては、この際、敢えて語りません。
私がデヴィッド・ボウィで最も印象に残っているのは、「戦場のメリークリスマス」を外す訳にはいきません。
この映画は、当時YMOで活躍していた坂本龍一の主演が話題になりましたが、やはり主役と言えるのは、デビッド・ボウィだったのではないでしょうか?
あの時のあのヨノイ大尉を演じられたのは、役者としての経験の全く無い坂本龍一以でしたが、実に上手く、あの役を演じ切っていたのてはないでしょうか?
日本のトップミュージシャンと、イギリスのトップミュージシャン、更にはコメディアンビートたけしを抜擢するというのも、やはり大島渚監督ならではの大胆さなのでしょう。
そして、これだけ主要人物を素人で揃えながら、これだけの仕上げを見せた大島渚は、やはり只者ではないのでしょう。
イギリスの美しい田園風景、そして、南の島での捕虜生活、敵に対する複雑な感情、処刑…この映画の最も重要な人物の一人です。
YMOは、私が嵌って聴いた数少ないバンドで、そのYMOつながりでこの映画を最初に観たのも、既に30年以上も前の話しです。
そして、海外の文化に触れた今、当時とはまた違った見方で、この映画を観ることができます。
ほんの少し前にテレビで観たと思ったら、この訃報…残念です。
投稿者: 80sourdecade | Filed under All Posts, 音楽, 洋楽
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