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OMDSが、最大7.5段分のIBISとIP53の防塵防滴を採用した「OM SYSTEM OM-5」を正式に発表しました。
・ミラーレス一眼カメラ「OM SYSTEM OM-5」を発売(※PDFです)
- OM デジタルソリューションズ株式会社は、「マイクロフォーサーズシステム規格」準拠のミラーレス一眼カメラ「OM SYSTEM OM-5」を 2022 年 11 月に発売する。
- 幅 125.3mm×高さ 85.2mm×奥行 49.7mm、366gの小型軽量ボディー。
- 5 軸手ぶれ補正を搭載し、最大 6.5 段、さらに対応レンズ との組み合わせによる「5 軸シンクロ手ぶれ補正」により、最大 7.5 段の補正効果が得られる。
- 定評ある「有効画素数 2037 万画素Live MOS センサー」と高性能の画像処理エンジン「TruePic IX」を搭載。
- 121 点オールクロス像面位相差 AFを搭載。さらに「星空 AF」を備えている。
- フラッグシップモデルである「OM SYSTEM OM-1」と同等の防塵・防滴保護等級 IP53、-10°Cの耐低温という高い耐候性能を備えている。
- SSWFを搭載し、屋外でも安心してレンズ交換を行える。
- バッテリーにはコンパクトな「BLS-50」を採用。
- 複数枚の画像を合成して約 5000 万画素の高解像画像を生成する「手持ちハイレゾショット」に新たに対応。
- 5 軸手ぶれ補正は動画撮影にも対応、動画専用の電子手ぶれ補正を組み合わせることで、手持ちでも安定した 4K 動画が時間制限なく撮影できる。
OM-5の外観やスペックは数日前のリーク情報通りですね。OM-5のデザインは、ブランド名や製品名のロゴマークを除けばE-M5 Mark III とほとんど同じで、機能的にはE-M1 Mark III に近いものになっているようで、全体としてE-M5 Mark III の正常進化モデルと言ってよさそうです。
なお、店頭価格はキタムラでシルバー、ブラックともにボディが14万6520円、レンズキットが17万6220円となっています。
OMデジタルソリューションズからOMシリーズの第二弾OM-5が正式に発表されました。
このカメラに関しては、前評判が非常に高く、OM-1と同じセンサーを搭載する、ある意味OM-1のコンパクト版という話しで、メーカー関係者からも「E-M5マーク3の後継機ではない」という話であったこともOM-1の弟版という情報を裏付けしていました。
ところが、写真がリークした辺りから雲行きが怪しくなってきました。E-M5マーク3と全く代わり映えがしないからです。
当初の噂では、バッテリーがOM-1と共用になるという噂がありましたが、だとしたらE-M5マーク3と同様のボディが説明付かない…。
結局E-M5マーク3のマイナーチェンジ版という最悪の結果でした。
3年前に発売されたE-M5マーク3ですら当時、余りに目新しさがなさ過ぎると批判されました。6年前に発売されたE-M1マーク2のグレードダウン版で、3年後に発売されていながら目新しさが皆無だったからです。
そして今回は3年前に発売されたE-M1マーク3のコンパクト版という事です。確かにそれでE-M5マーク3よりはアップデートされているんでしょうけど…この時代に被写体認識すら搭載していないのは、流石に周回遅れ感がハンパ無いですね。
E-M1マーク2とマーク3の差も、マイナーチェンジ程度のものでしたし、今回もそんな感じです。
同クラスと言えるキヤノンEOS R7は、既に上級機のR6を上回るAFを搭載しています。
それに対してOM-5には一体何が有るでしょうか?既に自慢の手ブレ補正も他社に追い付かれていますし、あとはダストリダクションと防塵防滴位です。
カメラを買うのに防塵防滴とダストリダクションを主な選択理由にする人は多く無いでしょう。
しかし一体OMは何を考えているんでしょうか?
力作のOM-1ですら他社には及びませんでしたし、それも後3年は販売することになるでしょう。
更にOM-5をこれから3年は売ることになるでしょう。E-M5マーク3ですら売れていなかったのに、今現在既に周回遅れも甚だしいOM-5が今後3年間売れる要素は全くありません。
もう一つ、E-P7のダブルズームキットが追加されたというニュースがありますが、これはPL10を生産中止にする前兆かと思います。
現在のOMのラインナップはOM-1、OM-5、E-M10マーク4、E-P7の4機種ということになりますが、OM-1以外は完全に周回遅れです。何れ同じ様な感じのマイナーチェンジ機のOM-10が発売されるかも知れませんが、キヤノンがR7、R10という強敵を投入している現在、もう終わったな…という印象しかありません。
フジもXT-5を近々発表するでしょうし、ニコンだってAPS-cを放置する訳も無く、各社手薄になりがちなこのクラスが活気を取り戻すのも時間の問題です。その時には完全に詰んでしまっていることでしょう。
コチラは以前掲載したE-M5マーク3のレビューです。