1983年にデビューした杉山清貴&オメガトライブは、1985年夏、ふたりの夏物語で爆発的なヒットを飛ばしました。
夏の海をイメージした楽曲は、正に横浜出身の杉山にピッタリのものでした。爽やかで力強い高音は、大変に新鮮なものでした。
ところが、その年の夏が終わり、秋になる頃、オメガトライブの解散のニュースが飛び込んできました!
折角あれだけ人気があったのに…大変に残念なことでした。
その時の最後のシングルが、このガラスのPalm Treeでした。
そして、アルバムFirst Finaleにも、この曲は収録されています。
どちらも杉山清貴&オメガトライブには珍しく、冬をテーマにしたものでしたが、その出来は素晴らしく、解散騒動もあり、大変に印象深いものとなりました。
当時、ベストテンなんかでも上位にランクインしていながら、レコーディングやコンサートを優先するということで、出演しなかったのも、ファンとしては残念なものでした。
翌年、杉山清貴はソロで再デビューし、オメガトライブは、新しいボーカルとして日系ブラジル人のカルロス・トシキを迎え、1986オメガトライブとして再デビューし、多くのファンをホッとさせたものでした。
この曲は、ダイドー・ジョニアンコーヒーのCMソングにも使われていることから、この時期、ファン以外からも大変に知名度の高いものでした。