冬のカナダは寒い…と、そんな訳で、少し休暇にキューバに行ってきました。
前回、今年の2月に行っていますが、今は冬ということもあり、かなりチケットも安くなっていました。
前回はエアカナダを使いましたが、今回はエアロメキシコで499ドルでした!
正直この値段だと、例えばニューヨーク辺りに行くよりも安いですし、正にカナダ人にとって、キューバというのは、安くて楽しい休暇を過ごすのに、最適な場所でもあるのです。
さて、今回はじめてのエアロメキシコ…メキシコシティー経由ハバナ行きです。
バンクーバー発が午後11時15分という遅い便なのですが…機体のトラブルを理由に遅れました。12時になり、12時15分予定になり、更に遅れ…空港の中とは言え12月…肌寒い中、延々と待たされました。
そして3時頃、各自にメールが届き、私達の便がキャンセルになり、6:45の便に変更ということになりました!
コレには皆怒り心頭…こんなに待たされている間、コーヒー一杯も出てこないんですから…。コレがエア・カナダなら、食事や毛布なんかは当たり前、ホテルで休憩なんてことになるのとは、正に雲泥の差でした。
これだけ遅れるということは、ハバナへの到着も遅れるということなのですが、だったら帰りの便を変更したいと言っても、「カナダでは出来ない、メキシコシティーでやってくれ」。
メキシコシティーで言えば、「ハバナでやってくれ」。
ハバナに到着したら、当然カウンターなど開いている訳もありません。
サイトに掲載されている電話番号に電話しても誰も出ない、メールを送っても返事もない…結局、その変更すら出来ませんでした!
こんな具合にメキシコという国のダメさ加減を出足から嫌というほど味わった今回の旅でした。
しかも、6;45の便も遅れに遅れ、結局動き出したのが8:30、しかも滑走路に到達した時に急病人が出て、ターミナルに引き返し、更に遅れが生じました。
あれだけ寒い中待たされりゃ、急病人が出てもおかしくはありません。
結局8:50にようやく離陸しました。9時間以上の遅れの末に…謝罪の言葉の一つもなしに…。
機内食も、今まで見た中で最も最悪、おおよそ想像力とは無縁の連中という印象でした。
5時間のフライトで、メキシコシティーに到着しました。
朝8:50にバンクーバーをたち、5時間後には…3時間の時差の関係で、既に日没なのです!
メキシコシティーの空港で驚いたのは、兎に角食べ物が高いことです。メキシコだから、なんか安くて美味しいメキシコ料理でも有るだろう…なんて思っていたら、大間違いでした。
有るものと言えば、サンドイッチ、ハンバーガー、ピザ、ホットドッグ…要するにアメリカ風ジャンクフードが、これまたアメリカ並みの値段なんですから!
コチラはフランス風のカフェ??? 値段はパリの倍ですか…思い上がりも甚だしいねすね。
メキシコ人は、自分の文化に誇りがないのか?と思うくらい、見事なまでに無味乾燥な空港でした。そりゃアメリカ人の観光客が多いのは分かりますけど…。
空港というのは、その国の顔…その国の文化レベル、経済レベル、産業レベルがストレートに反映されるものです。故に空港の駄目な国=駄目な国なのです。
航空会社とて同じ事…その国を代表する航空会社のレベルがコレでは…そんな国がマトモな訳はないのです!
ココで3時間半程の待ち時間があり、ハバナ行きに搭乗します。
キューバ行きの飛行機で面白いのが、機内を除菌スプレーすることです。
やはり小さな島故に、生態系を気にしているのでしょう。フライトアテンダントがスプレーしている光景です。
ハバナへの到着は夜10時半…メキシコシティーから、更に1時間の時差があるのです。
本来は2時半に着く予定だったのですが、例の欠航のお陰で、到着が遅れたのです。
ハバナの入管の光景・・・薄暗い蛍光灯に、独特な色使いです。
前回は見かけなかった、こんなアメリカモノの広告が…。
あのキューバで、そんな時間に着いて大丈夫か?と心配していましたが、結構なんとかなるものですね…。
ただ、予想外だったのが、ビザのためにカネを払わないといけなかった事です。前回、そんな事は無かったのですが…。
聞く所によると、エアカナダの場合、ビザが無料になり、ソレ以外の航空会社の場合、ビザが有料ということでした!
まあ、コレを払っても、今回はエアカナダよりも安かったのですが・・・。
そして一番心配だったのが、両替です。キューバの通貨は、キューバでしか入手できない上に、空港の両替所が閉まっていたら、ダウンタウンまでのタクシーすら乗れない…というのが一番の心配事だったのですが、両替所も開いていて一安心!
尚、市内の両替所は、何時も混み合っているので、レートも殆ど変わりませんし、寧ろ空港で両替してしまった方が楽ですね。まあ最低限、タクシー料金はココで両替する必要が有りますが…。
タクシーも大量に居て…全て順調に進みました。
社会主義国だから、5時には全て閉まってしまうのでは?と心配していたのですが、ソレじゃ、10時半の便で来た人は、皆空港泊になってしまうので、流石にその辺はちゃんとしていました!
私が乗ったのはコチラ…ルノーのタクシーです。
空港からの道は、真っ暗です。キューバの特徴は、兎に角道沿いに店の類が無いことですが、道路は意外とシッカリとしていたりします。
大体30分程でハバナの旧市街に到着します。タクシーは25CUC、大体感覚的に25米ドル程度です。当然日給1CUC程度のキューバ人からすると、とてつもなく高い金額です。
宿は、前回泊まったのと同じところでした。オフシーズンで空いているということで、ドミトリーの料金で、シングルルームに入れてくれました!
流石に疲れたので、予想外の個室でユックリと休ませてもらい、翌日に備えました。