– 左側がソニーα100、右側がパナソニックL1です。
2005年にアメリカ大陸横断の旅をした時、初めてのデジカメ、コンタックスTvsデジタルを携帯し、その写りの良さから、フィルムとの併用は、コレが最後になり、以降デジタル一本になりました。
そうなると、一眼レフが欲しいと思う様になるのは当然なのですが、私はフィルム時代、キヤノンF-1を最後まで使っていたので、そのまま使用できるシステムはありませんでした。
要するに何を買っても良い状態だった訳ですが、量販店で色々と弄って見た結果、印象が良かったのが、意外と思われるかも知れませんが、オリンパスE-500と、ミノルタα7Dだったのです。
当時はオリンパスのコダックセンサーなんていう知識も無く、只何となく持って操作をした感じが、自分のフィーリングに合っていたのです。
私は、かつてのニューF-1での失敗から、この事を重要視しているのです。
ミノルタは、フィルム時代から好きなメーカーだったのですが、何故か一度も縁の無いメーカーでもありましたが、アメリカ旅行中、当時既にカナダでミノルタの販売が終了しており、その辺りからしても、将来性は大丈夫か?という不安があったのも事実でした。
しかし、年明け早々、ミノルタがカメラからの撤退を発表し、そのマウントをソニーが継承するという話しになりました。
当時、既にソニーは、コンパクトカメラでカールツァイスのレンズを使用しており、もしかしたら、一眼レフにもカールツァイスが…という期待をしていたら、ソニーからα100の発表と同時に、レンズのラインナップも発表され、その中にカールツァイス・バリオゾナー16-80mm F3.5-4.5というレンズも含まれていました。
コレは嬉しいニュースでしたが、このレンズの発売は、翌年になるということでした。
そして、同時期に発表されたのが、パナソニックL1でした。
パナソニックも、既にライカブランドのレンズを使ったカメラが存在していたことから、ライカレンズの採用を期待していたところ、コチラはライカ14-50mmF2.8-3.5というレンズとのセットで発表されました。
こうやって、デジタル版ライカvsカールツァイスのバトル???が始まったのですが、結局私がソニーに手を出すことはありませんでした。
その理由は、目的のレンズの発売時期、そして、当時の唯一の機種がα100であったことでした。
α100自体、当時の入門機としては平均的なところだったと思うのですが、やはり、入門機レベルの作りに、イマイチ満足できず、それよりも、むしろネットで見かけるパナソニックL1+ライカレンズの作例の方が気になったからなのです。
もし、あのツァイスレンズがもう少し早く発売されていたら、また事情は違っていたのかも知れません。
あるメーカーが新たに一眼レフに参入するに当たり、どのレベルの機種を最初に投入するのが妥当なのでしょうか?
高級機では、技術レベルを見せ付けることは出来ても、手軽に購入出来ないので、市場のパイが広がりません。
入門機だと、販売量は期待できても、半面、ブランドイメージもそこで定着してしまう恐れもあります。
中級機だと…入門機に比べ、より高度な技術を見せることも可能ですが、同時に値段も高く、それがソレがストレートに売り上げに結び付くかどうかは、未知数です。
例えばミノルタの場合、中級機のα7Dを最初に出し、遅れてα Sweet Digitalを出したのは、まあ妥当な所であったと思いましたが・・・。
ソニーの場合、最初に入門機を出したこと・・・結局ソレが、当時の私のタイミングにマッチせず、それ故にパナソニックL1の兄弟機、ライカ・デジルックス3を買うことになりました。
しかし、既にフォーサーズは撤退済みで、ソニーAマウントも風前の灯、以前使っていたのがペンタックスS、オリンパスOM、キヤノンFDと、つくづくマウントには運が無い様です。
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