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日本でも有名なシャンゼリゼ通りは、パリで最も有名な建築物の一つである凱旋門から、あのマリー・アントワネット等、多くの人々が断頭台へと散ったコンコルド広場までの約3キロを指します。

この通りは、更に延長すると、ルーブル美術館、テュイルリー庭園(旧王宮)、コンコルド広場、凱旋門、そして更には、パリ市街になりますが、ラ・デファンスの高層ビル群が一直線上に並び、コレをパリの歴史軸(axe historique)と呼びます。

この辺りは、古くから王宮が有った関係で、明らかに街並みが立派で、サントノーレ通り周辺には、ルイヴィトンの様なブランド品の店が軒を連ねます。

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更に先に進むと、あの凱旋門が見えてきます。

そして、通りの両脇には、様々な店が軒を連ねています。最初に足を止めたのがココ!

プジョーは、こんな一等地に立派なショールームを持っているのです!

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中には、新車とともに、ダカールラリーPEUGEOT 3008 DKRが展示されています。

店員も皆英語が堪能で、フランスとは思えない位(失礼!)に気持ちの良い対応をして貰いました。

北米にプジョーが無いのが残念だということを話すと、GMとの関係が深まり、その路線で再参入を画策中という話しでした。それが実現すると、面白いですね。

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この辺りは、凱旋門に向かって緩やかな上り勾配になっています。歩道もゆったりしていて、清潔で歩いていて気持ちがいいですね・・・と言いたいところなのですが、この日も優に30度を超えて、大変に蒸し暑い日でした。

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凱旋門は、ラウンドアバウトの真ん中にあり、ココに行くには、地下道り入場料を払うことになります。因みに日本では、凱旋門と言えばコレを指しますが、正式名称は、エトワール凱旋門と言います。

コレは、1805年にナポレオンがアウステルリッツの戦いに勝利した記念に建設されたものですが、完成したのは、ナポレオンの死去後のことでした。

私は特別、この手の物には興味がないので、地下道を直進し、凱旋門の反対側に出ました。

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この辺りは、バイク屋や車屋が何店舗かありました。写真を撮ったと思ったのですが、何故か見付かりませんでした。

ショッピング街の反対側が自動車街?というのも、少し面白いですね。

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コチラはラ・デファンスの高層ビル街です。パリ市内では、エッフェル塔建設に非常に反対意見が根強く、そして、72年に建設されたモンパルナスタワーも、市民から非常に評判が悪く、以降、パリ市内では高層ビルの建設は行われず、この手の高層ビルは、隣接する地域にあり、伝統的な美しさを誇るパリの景観とは異なり、モダンアートの様な奇抜な景観が特徴です。

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再び、シャンゼリゼ側に戻ります。先程と反対側の方が、より歩道が広く、ユッタリとしています。

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それにしても、蒸し暑そうな雰囲気が、写真からも伝わってきます。

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この辺りでは、フェラーリやランボルギーニのレンタルも行われています!

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90ユーロという値札が付いていますが、一体どの程度の時間借りられるのでしょうか?

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トヨタのショールームは、工事中でした。しかし、こんな所にショールームというのは、やはり凄いですね…。

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ルノーのショールームも有りました!

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プジョーもそうでしたが、一番目立つ場所にレーシングカーを置くのが、ココの文化なのでしょうか?

あとは、徳大寺先生の本で、シトロエンのショールームが有るという話を聞いていたのですが、残念ながらソレは見つける事ができませんでした。

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あとで確認したところ、ショッピング街の外れ付近に有りました!私の歩いている反対側であったこと、そして、この暑さから来る疲労も併せて、この辺りでは、そんな注意力は有りませんでした・・・。

まあ、ココは銀座やニューヨークの5番街みたいな所です。手頃なアットホームな店が少ないのは仕方ないのでしょうが、どうも所謂チェーン店の様な店が多く、私にとっては「一度来れば良いや・・・」という場所で、実は、帰国前の宿をこの近辺に予約しておいたのですが、ソレはキャンセルさせて頂きました。

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食事は、この辺りは当然安くない地域なのですが、このステーキとサラダ、デザートのセットで15ユーロでした。味もアメリカと比べて上品ですし、しかも今のアメリカでは、この値段では、ステーキではなく、ハンバーガーになります。

しかし、ココで閉口したのが、今時珍しい日本人の団体観光客でした!

ナイフ・フォークの使い方から何から、イチイチツアーガードが大声で食べ方のアナウンスを繰り返すのです。皆、かつての農協の団体旅行にも勝るとも劣らない雰囲気で、この時代、一体どんな田舎から来た人たちなんでしょう?

余程店に文句を言いたかったですし、アレこそマナー違反も良いところです。

それにしても蒸し暑い日でした。並木も青々と茂っていますが、やはりパリといえば、葉っぱが色付く頃が、一番美しいのではないでしょうか?

更に進むと、コンコルド広場があり、そこでシャンゼリゼ通りも終わりです。このコンコルド広場は、フランス革命時、革命広場と言われ、ギロチン台が設置され、多くの処刑が行われた場所として有名ですが、現在は、ラウンドアバウトの真ん中に、党と噴水が有るだけで、ついでならともかく、敢えて見に行く程の価値は無いでしょう。

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この日は、最近アチコチで見かけるレンタル自転車を利用しました。

この手の自転車は、市内のアチコチに、写真の様な駐輪場があり、最初に1.7ユーロで24時間のチケットを購入し、それで一日何回でも自転車を借りられるのですが、最初の30分までが無料なので、上手くやれば、自転車を30分毎に乗り換えると、1.7ユーロで一日中使えるという事になるのです。

非常に便利なシステムで、しかも平坦なパリでは、使い易いのですが、問題は、有名観光地付近では、皆自転車を返却してから観光するので、返却スペースが無く、その場合、近くの自転車置き場で「空き」のある所を探さないといけないのです。ソレをやっているウチに30分過ぎてしまう…ということも有り、その場合は課金されてしまいます。

コレは市によって運営されているものですが、パリ交通の主流である地下鉄と違って、景色が見えるのが良いですね。

バンクーバーでも、同様のシステムが有りますが、最初に払う一日のチケットが10ドル近くもしているので、パリのソレは大変に良心的な値段だと言えるでしょう。