言語:
スペイン語。ネットを見ると、観光地では英語が通じる様に書かれている例を見かけますが、一般的な英語力は、日本より低いと思った方が良いでしょう。
値段を交渉するにも、1、2、3すら通じない事が多いので、筆談の為の紙とペンはお忘れなく!
スマホを見せるのは、盗られないとも限らないので・・・。
通貨:
観光客向けのCUCと、現地の人向けのCUPの2種類があります。2017年2月当時、1CUCは、1USドル程度でした。
両替:
- ダウンタウンのCadeca…何処もこんな感じです。
キューバの通貨は、キューバでしか入手することが出来ません。空港に両替所があるので、そこで交換するのが良いでしょう。
一般的に空港での両替は、余りレートが良くないので、私の場合、ダウンタウンまでのタクシーを払う分だけ空港で両替したのですが、ダウンタウンでもレートは余り変わらず、しかも待ち時間が非常に長かったので、空港での両替の方が便利だと思いました。
- 空港のCadeca…私の時は、コチラの方が待ち時間は少なかったですね。
両替所=Cadecaは市内に数か所有りますが、皆長蛇の列で1時間はかかります。
手数料は取られますが、緊急の場合は、ATMを利用するという手もあります。
交換レート;
USドルの場合10%の手数料を取られる上に、交換レートが悪いので、日本円で持っていった方が良いです。
尚、最初の交換でCUCを入手することになりますが、その一部をCUPに両替しておくと、観光地以外での買い物が楽になります。
私の場合、40CUCをCUPに両替したのですが、かなり残りました。
1CUC=25CUPです。
金銭感覚:
1CUCというと、大体1USドルといった感覚で、日本人には大した金額にも思えませんが、現地の人の日給分に相当する金額だということを忘れないで下さい。
オビスポ街周辺は、価格表示がCUCですが、こういう場所は、観光地価格で、かなり割高になっています。CUP表示の店は、現地の人が利用する場所で、割安です。
クレジットカード:
ネットで調べると、ビザやマスターカードは使える、アメックスは使えない…とのことですが、その記事を書いた方は、相当裕福な旅行をされた方なんでしょう。一般的な店では、例えば観光客の集中するオビスポ街でも、カードは殆ど使えないと思って下さい。
空港からの交通機関:
空港からハバナの市街までは、タクシーを利用することになります。早朝や夜は30CUC、それ以外の時間帯は25CUCが相場です。
ダウンタウン〜空港も同様。
電源:
110Vで、プラグの形状は日本と同じなので、アダプターは必要ありません。ただ、コンセントの数が十分でないことがあるので、タコ足なんかが一つあると便利でしょう。
インターネット:
キューバでは、一般家庭にインターネットは来ていません。街を歩いていると、ところどころで大勢の人が腰掛けて、スマホを一心に眺めている姿を見かけますが、其の場所がホットスポットです。
利用は、カードが必要になりますが、ホットスポット周辺で購入出来ることが多い様です。
1時間2CUCが普通ですが、転売屋が3ドル程度で売っている姿を目にします。
旅行情報:
他の先進国との最大の違いは、無料の観光ガイドや地図の類が皆無なことでしょう。地図も有料で3CUCと、かなり高価です。
Google Mapなんかで、必要な場所を保存しておいた方が良いと思います。
水道水:飲めません。
飲料水:
ペットボトルを購入して下さい。到着当初、購入に苦労すると思うので、最低1リッター程度のミネラルウォーターをスーツケースに入れて持って来ることをおすすめします。
電気製品:
性能的に貧困ですし、入手は極めて困難、ドライヤー、シェーバー等、必要な物は持参することをお勧めします。
航空券、入国関係:
キューバに入国する際、日本人の場合、ビザは必要としません。
ただ、利用する航空機には注意が必要です。
近年、アメリカの航空会社が参入しているのですが、それでアメリカ経由のチケットを使った場合、アメリカ人と同様、ビザが必要になってしまうのです。
アメリカ人の場合、今でも観光ビザはなく、12種類の職種に限り、ビジネスビザが下りるという事になっています。
日本人でも、一度アメリカを経由してしまうと、アメリカ人と同等の扱いになってしまうのです。
反面アメリカ人でも、パナマや南米の都市等「アメリカ以外の都市」を経由すると、ビザが必要なくなる等、訳の分からない状態になっています。
取り敢えず覚えておいて欲しいのは、アメリカ経由のチケットは避けるべき・・・ということです。
対人関係:
現地の人から見ると、アナタは大金持ちです。何かと上手いことを言って金をせしめようとします。
一例:良いバーがあるから紹介してやる…と言ってアナタを其の場所に連れて行きます。そうすると、勝手に二人分の飲み物を注文し、支払いはアナタに…一般的によくある詐欺です。
Noと言える勇気が必要です。
最悪の時は、大声で “Get the FUCK out of my way!” と叫びましょう!
コレは自然に出てくる様に、事前に練習しておいても良いでしょう。
私も何度か、変なのに捕まりそうになりましたが、私の様な小柄な、どう見ても強そうに見えない日本人でも、コレを口にすると皆後ろずさみ、諦めて去っていきました。
ただ、アメリカ等、英語圏では使わない方が良いですよ!
尚、アジア人が街を歩いている時、”Chino!”と声かけられる事が多いですが、コレは悪意が有って言っているのではないそうです。中国は、共産主義の盟友でもあるんです!
どんな仕事をしても、日給1CUC程度という、大変に貧しい国です。それ故に、観光客を騙して数CUC騙し取るのが最も割の良い仕事なのです。
反面、貧困な割に、他の中南米の国に比べて、遥かに治安が良いのは、やはり社会主義故なのでしょう。