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アップル, タブレット, iOS, iPad mini, iPad mini 2
- 明るい感じのする白を選びました。
私が初めてタブレットを手にしたのが、2年前、iPad mini2でした。
当時、既に3が出ていたのですが、指紋認証と新色以外、特別目新しいことも無かったことから、より安くなっている2を買ったのです。
1の方が更に安かったのですが、やはりRetinaスクリーンに64ビットの新型アップルA7プロセッサーと、重要部品が変更されていることから、2を選んだのです。
初代iPadが出たのは2010年でしたが、正直私の感覚では、大き過ぎると思い、その当時から、iPhoneとiPadの中間くらいの大きさのものが出たら良いのに…と思っていたのです。
そして3年後に登場したのです。
しかしコレ…正直PCと比べると、すべての面で操作性が劣りますし、特に日本では、フリーのWifiが普及していないこともあり、相当微妙な存在でもありました。
カナダでは、コーヒーショップなんかでWifiが有るので、遥かに使い道が有るのですが…。
このiPadという商品が成功したのは、先にiPhoneが発売されていた事と、大きく関係あると思います。
iPhoneというものは、従来の携帯からは考えられない位に多機能で、完全な「たし算型商品」でした。そして、ソレを見慣れた目には、大きなiPadも、より使い易い「たし算型商品」だったのです。
例えばiPhoneが先に出ていなかったとしたら…iPadは、ネットブックよりも機能が劣り、キーボードも無く、出来る事も限られた上に値段も高い…要するに「引き算型商品」にしかならなかったことでしょう。
引き算型商品というものは、余程安いなりの理由が無いと、中々売れないものです。それに対してアップルのやり方は、見事としか言い様がありません。
今から20年ほど前、ウィンドウズ95が大ヒットし、空前のパソコンブームが起こった時、「このパソコンブームが何時まで続くと思うか?」と人に聞かれた事があります。
当時の私の答えが、「インターネット専用機器が出るまでの一時的なブーム」というものでした。それは、80年代初頭のパソコンブームが、ファミコンの登場によって衰退した事を知っていたからなのですが…。
ところが、その「インターネット専用機器」とやらは、中々発売されず、携帯のiモード、電子手帳のザウルスなんかがネット接続が可能になったりしていたものの、依然パソコンに太刀打ちできるモノではありませんでした。
そして今になって考えてみると、このiPadから始まったタブレットこそが、私が20年前に考えていた「インターネット専用機器」なのかも知れません。
事実、年々家電量販店に占めるパソコンのスペースが縮小し、タブレットのスペースが拡大していますし、カナダでは、既に日本製ブランドのパソコンは、完全に無くなってしまった位です。
正直、iPad miniに関して言えば、パソコンに比べて出来ることがかなり限られているという印象がありますが、多くの人にとっては、あれ位で充分なのです。
2年使っていても、まだバッテリーは10時間ほどの使用に耐えますし、常に持ち歩ける「インターネット専用機器」として、活躍しています。
オマケに現在、カナダの子供は、皆が皆、このiPad miniを欲しがる様です。